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見出しテストその2

WHILLのCEO杉江理(33)が、健常者であればさして気にもとめない数センチの段差を、既存の電動車いすが克服できない事実を知ったのは5年前。杉 江は日産自動車のデザイナー出身。当時杉江は、中国・南京で日本語学校の教師として働いた後、途上国でのボランティアを体験。自身の次なる活躍のステージ を探していた。そんな矢先、車いすユーザーにとって「第2の足」であるはずの車いすは、当事者にとってポジティブにとらえにくいものであるという現実を知 る。

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「社会に存在する段差や傾斜といった物理的な要因とはまた別に、車いすに乗ることは、周囲から『病人みたいでカッコ悪い』と思われてしまうのではないかと いう恐怖心がある。そんな当事者たちのイメージを払拭するような、スタイリッシュで、機能的な、これまでにない車いすを開発しようと決心したのです」

この時、技術者魂に火がついた。この思いを実現するために杉江が頼った人脈こそ、創業メンバーである福岡宗明(32)と内藤淳平(31)だった。

福岡と内藤は名古屋大学大学院工学研究科の同期生。内藤はソニーで車載カメラの開発に従事し、福岡はオリンパスで医療機器の研究開発に携わる、共にエン ジニアだった。当時、2人は同窓の仲間とアパートの一室を借り、会社の垣根を越えて同世代のエンジニアが集うサークルを主宰していた。杉江も、そのサーク ルのメンバーの一人だった。

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